ねり【練り/煉り】
1 練ること。こねること。「小麦粉の—が足りない」「固(かた)—」 2 (練り)生絹(きぎぬ)の不純物を除いてしなやかにすること。また、その糸や織物。 3 (「邌り」とも書く) ㋐祭礼の行列など...
ねり‐あ・げる【練(り)上げる/煉り上げる】
[動ガ下一] 1 十分こねて仕上げる。「よく—・げたようかん」 2 計画・文章などを何度も直して立派なものに仕上げる。「演説原稿を—・げる」
ねり‐あわ・せる【練(り)合(わ)せる/煉り合(わ)せる】
[動サ下一][文]ねりあは・す[サ下二]2種以上のものをこねてまぜ、一つのものにする。「—・せて膏薬(こうやく)を作る」
ねり‐あん【練り餡/煉り餡】
小豆などを煮てつぶし、漉(こ)して砂糖を加え、火にかけて練った餡。
ねり‐うに【練り雲丹/煉り雲丹】
塩漬けにしたウニの卵巣だけ、または、これにエチルアルコールやでんぷん・砂糖などを加えて、練りつぶした食品。
ねり‐え【練(り)餌/煉り餌】
1 糠(ぬか)・魚粉・菜っ葉などを水で練った小鳥の餌。 2 マッシュポテト・ふかし芋・麩(ふ)・さなぎ粉などを水で練り固めた釣り餌。
ねり‐えさ【練(り)餌/煉り餌】
「ねりえ」に同じ。
ねり‐おしろい【練り白粉/煉り白粉】
練って泥状にした白粉。水溶きして肌に塗る。歌舞伎や日本舞踊などの厚化粧・襟化粧に用いる。
ねり‐かた・める【練(り)固める/煉り固める】
[動マ下一][文]ねりかた・む[マ下二]練って固める。「髪を油で—・めた女が坐っている」〈漱石・満韓ところどころ〉
ねり‐かわ【練(り)革/煉り革】
「撓(いた)め革」に同じ。