くす‐ね【薬練/薬煉】
《「くすねり」の略》松脂(まつやに)を油で煮て練りまぜたもの。粘着力が強いので、弓の弦などに塗って補強するのに用いる。「さらば—に練って練りとめておきまらせう」〈虎明狂・松脂〉
こうやくねり【膏薬煉】
狂言。各流。鎌倉と上方の膏薬練り(薬屋)が膏薬の効能比べをするが、勝負がつかず、双方の鼻の頭に薬をつけて吸い比べをして上方が勝つ。
し‐れん【試練/試煉】
信仰・決心のかたさや実力などを厳しくためすこと。また、その時に受ける苦難。「厳しい—を受ける」「—に耐える」
せん‐れん【洗練/洗煉/洗錬】
[名](スル)《物を洗い、または練ってよくする意から》 1 詩歌・文章の表現を推敲して、よりよいものにすること。「—を極めた文体」 2 人柄や趣味などを、あかぬけのした優雅・高尚なものにすること...
て‐ぐすね【手薬練/手薬煉】
手に薬練を塗ること。
れん【煉】
[人名用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]ねる 1 鉱物を熱して不純物を除き、良質のものにする。「試煉・精煉・洗煉・鍛煉」 2 まぜ合わせてこねる。ねり固める。「煉瓦(れんが)・煉丹・煉炭・...