そん‐ぷ【尊父】
他人の父を敬っていう語。 [補説]「尊父」「母堂」「芳名」「老公」などの語頭に「ご(御)」を付けるのは敬意の重複になるが、書き言葉では多く使われる。
ぞく‐ふ【族父】
1 父方の曽祖父の兄弟の孫。おおおおじおじ。 2 氏族・部族の長。
たい‐ふ【大父】
祖父。おおじ。
たぬき‐おやじ【狸親父】
年老いてずるがしこい男をののしっていう語。たぬきじじい。
だい‐ふ【乃父】
《「乃」は汝(なんじ)の意》 1 父が、子に対して自分をいう語。 2 他人の父。また一般に、父。
ち【父】
上代、男子を敬っていった語。「おほぢ(祖父)」のように他の語の下に付く場合は連濁のため「ぢ」となることがある。「甘(うま)らに聞こし以ち食(を)せ、まろが—」〈記・中・歌謡〉
ちち【父】
1 両親のうちの男親のほう。ちちおや。実父・継父・養父ともにいう。「一児の—となる」「—の遺志を継ぐ」⇔母。 2 新しい世界を開いて偉大な業績を残した先駆者。「近代言語学の—」「インド独立の—」...
ちちぶ【秩父】
埼玉県南西部の市。秩父盆地の中心地で、旧称は秩父大宮。秩父銘仙(めいせん)の産地。武甲(ぶこう)山に石灰岩を産し、セメント工業が盛ん。夜祭りで知られる秩父神社がある。人口6.7万(2010...
ちゃん【父】
父親を呼ぶ俗語。江戸時代から庶民の間で用いられた。
てて【父】
《「ちち」の音変化か》父親。ちち。てて親。「—なりし人も、めづらかにあはれなる事なり」〈更級〉