い‐しょう【帷牆】
《「帷」はたれぎぬで、端女(はしため)のいる所、「牆」は垣根で、臣下のいる所の意》侍女や近臣。また、そのいる所。
かき【垣/牆/籬】
1 家や庭の区画を限るための囲いや仕切り。竹や木で作ることが多い。垣根。 2 間を隔てるもの。「心に—を巡らす」
きゅうぼく‐ふんしょう【朽木糞牆】
《「論語」公冶長「朽木は雕(え)るべからず、糞土の牆(しょう)は杇(ぬ)るべからず」から》朽ちた木は彫刻できず、腐った壁は塗りかえができない。精神のくさった人間は教育のしようがないことにいう。朽...
きょう‐しょう【胸牆/胸墻】
敵弾を防ぐために、また、味方の射撃の便をよくするために、胸の高さほどに築いた盛り土。胸壁。
けん‐しょう【肩牆】
戦場で、敵弾から砲手・砲車を守るために築く土の囲い。
げき‐しょう【鬩牆】
内輪もめ。兄弟げんか。→兄弟(けいてい)牆(かき)に鬩(せめ)ぐ
げん‐しょう【舷牆/舷墻】
甲板の両舷側に設けた鋼板のさく。人の転落や波浪を防ぐもの。
しょう【牆】
[音]ショウ(シャウ)(漢) [訓]かき 土や石でつくった垣根。土塀。「牆壁/門牆」 [補説]「墻」は異体字。
しょう‐しょう【蕭牆】
君臣の会見する所に設けた囲い。転じて、内輪(うちわ)。一族。また、国内。「禍既に—の中より出て」〈太平記・九〉
じょう‐しょう【城牆】
城の垣(かき)。城壁。