イソホものがたり【伊曽保物語】
《原題Esopo no Fabulas》「イソップ物語」をポルトガル語から室町末期の口語に訳し、ローマ字で表記、刊行した本。70話。宣教師ハビアン訳。文禄2年(1593)、天草で出版。天草本伊...
いちまい‐え【一枚絵】
1枚の紙に刷られた浮世絵。版本の挿絵に対していう。
いん‐しょ【印書】
1 印刷した文書。印本。版本。 2 押印のある文書。
いん‐ぽん【印本】
印刷した書物。版本。
えいり‐きょうげんぼん【絵入り狂言本】
歌舞伎狂言の筋を挿絵入りで書いた版本。元禄期(1688〜1704)に刊行、流行した。狂言本。狂言絵本。
えいり‐さいじぼん【絵入り細字本】
細字で書かれた挿絵入りの版本。江戸初期に刊行された絵入り浄瑠璃本などの形式。虱本(しらみぼん)。
おおうち‐ばん【大内版】
室町時代、周防(すおう)の大内氏が出版した古版本。山口版。大内本(おおうちぼん)。
かすが‐ばん【春日版】
1 平安末期から鎌倉期にかけて、奈良の興福寺で刊行された経典類。春日神社に奉献されたものが多いところからいう。 2 広く、奈良の諸寺で開板された版本の総称。
かつじ‐ぼん【活字本】
活字版で印刷した書物。写本や木版本と区別するときにいう。活刻本。活版本。
かぶせ‐ぼり【被せ彫(り)】
木版本を再刊するときに、原版で刷った紙を版木にはりつけて版下として彫ること。また、その版木。