いのこずち【牛膝】
ヒユ科の多年草。草地などに生え、高さ約90センチ。対生する枝を出し、節が太い。葉は楕円形。夏から秋、緑色の小花を穂状につける。実にはとげがあり、衣服や動物の体について散らばる。乾燥した根を漢方で...
うし【牛】
1 偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の哺乳類で、家畜化されたもの。大形で、雌雄ともに2本の頭角をもち、四肢は短い。すでに滅びたオーロックスより改良されたもので、乳用のホルスタイン・ジャージー、肉用のデボ...
うし‐あぶ【牛虻】
アブ科の昆虫。体長約2.5センチ。体は扁平で灰黒色。牛や馬の血を吸う。幼虫は湿地に生活しミミズなどを捕食。近縁のアカウシアブを含めていうこともある。《季 春》
うし‐あわせ【牛合(わ)せ】
牛と牛との角を突き合わせて勝負させる競技。牛相撲。牛突き。牛の角突き合い。闘牛。《季 春》
うし‐いち【牛市】
牛を売買する市。
うし‐うま【牛馬】
1 牛と馬。ぎゅうば。 2 盂蘭盆(うらぼん)に精霊棚に供える、ナスとキュウリに麻幹(おがら)で足を付けて牛と馬に見立てたもの。精霊馬(しょうりょううま)。 3 馬の一品種。体毛がきわめて少なく...
うし‐おい【牛追い】
1 牛を追って歩かせること。また、その人。牛方(うしかた)。 2 スペインで、市街に放された雄牛を市民が闘牛場へ追い立てる行事。エンシエロ。 [補説]2は、毎年7月7日から7月14日に行われるパ...
牛追(うしお)い牛(うし)に追(お)わる
物事が逆さまになることのたとえ。主客転倒。
うしおい‐うた【牛追い唄】
「牛方(うしかた)唄」に同じ。
うし‐おうもの【牛追物】
鎌倉時代に流行した騎射の一。馬上から小牛を追いながら、蟇目(ひきめ)・神頭(じんどう)などの矢で射たもの。