ろう【牢】
罪人などを閉じ込めておく所。牢屋。牢獄。獄(ひとや)。→牢(ろう)として
ろう【牢】
[音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) 1 罪人を閉じ込める所。ひとや。「牢獄・牢死・牢番/脱牢・入牢・破牢」 2 いけにえ。「大牢」 3 がっちりと固い。「牢記・牢固/堅牢」 [補説]原義は、牛馬を閉...
ろう‐あらため【牢改め】
江戸時代、役人が牢内を点検して回ること。また、その役人。牢内改め。
ろう‐き【牢記】
[名](スル)しっかり心にとどめて忘れないこと。銘記。「父のために憂え、某のために惜んで、心にこれを—していた」〈鴎外・渋江抽斎〉
ろう‐こ【牢乎】
[ト・タル][文][形動タリ]しっかりしているさま。ゆるぎないさま。「—たる個性を鍛え上げて」〈漱石・吾輩は猫である〉
ろう‐こ【牢固】
[ト・タル][文][形動タリ]がっしりしていて崩れないさま。「—たる建築」
ろう‐ごく【牢獄】
罪人を入れておく所。牢屋。
ろうごくのうた【牢獄の歌】
《原題、(フランス)Livre de la prison》シャルル=ドルレアンの宮廷恋愛詩集。1415年のアザンクールの戦いでイギリス軍捕虜となり、その後25年間にわたった幽閉生活中に書かれた作品。
ろう‐し【牢死】
[名](スル)牢内で死ぬこと。獄死。
ろう‐しゃ【牢者/籠者】
牢に入れられている人。囚人。「唐糸の—のよし、信濃の国へ風の便りに聞こえければ」〈伽・唐糸さうし〉