ねつ‐あんこくぶっしつ【熱暗黒物質】
⇒熱い暗黒物質
ねつえん‐じゅんかん【熱塩循環】
海水の密度の変化によって生じる、地球規模の海水の循環。高緯度海域で表層水の水温が下がり、また塩分濃度が高くなることにより、海水(ブライン)が深層へ沈み込むことによって起こる。深層流は毎秒1センチ...
ねつかがく‐ほうていしき【熱化学方程式】
化学反応による熱量の出入り(反応熱)を付加した化学反応式。反応物質と生成物質の両片を等号(=)で結び、着目する物質の係数を1として、その物質1モル当たりの熱量を記し、発熱反応を正、吸熱反応を負の...
ねつ‐かんせい【熱慣性】
物質の熱しにくさ、冷えにくさの度合い。温度変化に対する抵抗の度合いを表す尺度で、熱伝導度・密度・比熱の積の平方根で表される。この値が小さい物質は熱しやすくて冷めやすく、大きい物質は熱しにくくて冷...
ねつ‐てんびん【熱天秤】
温度を上昇させながら物質の質量の変化を測定する天秤。結晶水の定量、結晶水の放出温度の測定、揮発性物質の揮発条件の測定などに用いる。
ねつでん‐れつ【熱電列】
熱電能の大きさの順に物質を並べたときの序列。熱電能は温度に依存し、常温付近では、ナトリウム、カリウム、ビスマス、ニッケル、洋銀、白金、金、銅、スズ、アルミニウム、鉛、亜鉛、銀、カドミウム、鉄、ア...
ねつ‐ぶんかい【熱分解】
物質に熱を加えたときに起こる分解反応。石油のクラッキングなど。
ねつ‐ほうしゃ【熱放射】
高温の物体が、赤外線などの電磁波を放出する現象。そのスペクトル分布やエネルギーは物質の種類・温度で決まり、温度が高いほど波長の短い電磁波を多く出す。熱輻射(ねつふくしゃ)。温度放射。放射伝熱。
ねつりきがく‐おんど【熱力学温度】
個々の物質の特性によらず、熱力学の法則から理論的に定められた温度。絶対温度のこと。
ねつりきがく‐の‐ほうそく【熱力学の法則】
熱力学の基礎をなす三法則。(1)第一法則。物体に外部から加わった仕事と熱量との和は、内部エネルギーの増加に等しいという法則。熱と仕事は等価で、熱を含めてエネルギーは保存される。(2)第二法則。熱...