はつねつ‐ぶっしつ【発熱物質】
脳の視床下部にある体温中枢を刺激して発熱を起こす物質の総称。グラム陰性菌の内毒素などの外来性発熱物質と、免疫機能の一つとして体内で放出される内在性発熱物質がある。パイロジェン。ピロゲン。発熱因子。
はどう‐りきがく【波動力学】
量子力学の一形式。ド=ブロイの物質波の理論を発展させたシュレーディンガー方程式を基礎とする。ハイゼンベルクの行列力学と同等であることが証明され、量子力学として統一された。
ハプテン【hapten】
単独で抗体と結合するが、それ自体は免疫応答を起こす能力のない低分子の物質。たんぱく質と結合して抗原となることができる。
はやぶさ‐ツー【はやぶさ2】
JAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究開発機構)による小惑星探査機、および探査計画の名称。はやぶさの後継機による地球近傍小惑星リュウグウへの着陸とサンプル採取を目標とし、平成26年(2014)12月...
はり【玻璃/玻瓈/頗梨】
《(梵)sphaṭikāの音写》 1 仏教で、七宝の一。水晶のこと。 2 ガラスの異称。 3 火山岩中に含まれる非結晶質の物質。
ハロロドプシン【halorhodopsin】
好塩性の古細菌がもつ色素たんぱく質。脊椎動物の目の網膜にあるロドプシン(視紅)に似た感光物質。古細菌の場合、光のエネルギーを利用して外部から塩素イオンを取り込む役割を担っている。近年、光遺伝学の...
はんか‐そう【半価層】
《half-value layer》X線などの強さを半分にするために要する吸収物質の厚さ。吸収物質としてはアルミニウム・銅を用い、厚さをミリメートルで示す。
はん‐ごうせい【半合成】
天然に産する有機化合物になんらかの化学的な処理を施したもの。全合成が困難な抗生物質などの医薬品や、天然のセルロースをアセチル化して紡糸した半合成繊維が知られる。部分化学合成。
はんごうせい‐せんい【半合成繊維】
合成繊維と再生繊維の中間的なもの。セルロースなどの天然の高分子物質を化学的に処理してエステルなどの形に変え、繊維にしたもの。アセテート繊維など。
はんざいひがいしゃとう‐きほんほう【犯罪被害者等基本法】
犯罪被害者とその家族・遺族に対する精神的・物質的な支援を、国・地方自治体・国民の責務と定めた法律。平成16年(2004)12月成立。