ぶん‐きょく【分極】
1 電界や磁界内に置かれた物質に、正・負の電荷が現れたり、磁極を生じたりする現象。電気の場合は電気分極、磁気の場合は磁化という。 2 電池内で発生した水素ガスが電極に付着するなどして反対方向の起...
ぶんこう‐かがく【分光化学】
分光学の理論および実験方法を用いて物質の構造・反応・性質などを研究し、また分析法を研究する化学の一分野。
ぶんこう‐がく【分光学】
物質が放射または吸収する光のスペクトルを測定・解析して、物質の構造などを研究する学問分野。
ぶんこう‐ぶんせき【分光分析】
物質が放射または吸収する光のスペクトルを調べて、その物質の成分を検出・定量する化学分析。X線分光分析・核磁気共鳴分析など。スペクトル分析。
ぶん‐さん【分散】
[名](スル) 1 物事がばらばらに分かれ散ること。また、分け散らすこと。「—して宿泊する」 2 物理学で、同一媒質中の波の進行速度が、振動数によって変化する現象。光が波長によりスペクトルに分解...
ぶんさん‐のう【分散能】
光学ガラスなどの透明な物質がもつ、光の分散しやすさを表す量。アッベ数の逆数。
ぶん‐し【分子】
1 原子の結合体で、その物質の化学的性質を失わない最小の構成単位。一つの原子よりなる単原子分子(ヘリウムなど)、二原子分子(水素・酸素・窒素など)、三原子分子(水・二酸化炭素など)から、数千〜数...
ぶんし‐うんどう【分子運動】
物質を構成する分子・原子の不規則・無秩序な微視的運動。並進・回転・振動の3種類があり、これらの運動エネルギーが熱として現れる。
ぶんし‐どうりきがく【分子動力学】
物質の状態やさまざまな物理現象を、分子または原子の微視的なふるまいから説明する学問領域。近年、コンピューターシミュレーションの能力が急速に発達するにつれ、分子間力をはじめ、より多くの分子や原子の...
ぶんし‐ねつ【分子熱】
物質1モルの熱容量。その物質の比熱と分子量との積に等しい。