み‐かく【味覚】
味を感じる感覚。唾液(だえき)に溶けた化学物質が主に舌を刺激することによって起こり、甘さ・酸っぱさ・塩辛さ・苦さを感じ取る。「—をそそる」「—の秋」 [補説]近年、甘味、酸味、塩味、苦味と並んで...
みかく‐きかん【味覚器官】
水に溶けた化学物質の刺激を感知する器官。脊椎動物では口の中、特に舌に分布する味蕾(みらい)で、魚では体表などにもある。昆虫では口器のほか触角・肢端などにある。味覚器。味官。
みかくしゅうしょく‐ぶっしつ【味覚修飾物質】
味覚器官の受容体に作用し、一時的に味覚機能を変化させる物質。ミラクリン、クルクリン、ギムネマ酸などが知られる。
ミカマイシン【mikamycin】
抗生物質の一。ミカマイシンAおよびBの混合物。外用によりぶどう球菌や連鎖球菌による感染症の治療に用いられる。
み‐じん【微塵】
1 非常にこまかいちり。 2 物が割れたりして、非常にこまかくなること。「茶碗が—に砕ける」「粉—」「木っ端—」 3 (下に打消しの語を伴う)量や程度がごくわずかであること。「—の敵意もない」「...
みず【水】
1 水素と酸素との化合物。純粋なものは無色・無味・無臭で、常温で液体。1気圧ではセ氏零度で氷に、約100度(99.974度)の沸点で水蒸気になり、密度は4度で最大。他の物質に比べて比熱・融解熱・...
みず‐あか【水垢】
水に溶け込んでいた物質が分離して固まったもの。物に付着したり水中に浮遊したりする。みあか。
ミセル【micelle】
1 溶液中で、界面活性剤などの分子がある濃度以上になると、急に集合してつくるコロイド状の粒子。石鹸水(せっけんすい)などでみられる。 2 セルロースなどの高分子物質を構成する微結晶。
ミッシング‐マス【missing mass】
銀河の回転運動や銀河団内の銀河の運動から推定される質量と、光学的に観測できる質量との差。この差を生み出す正体は明らかになっていないが、暗黒物質と総称され、究明が進められている。見えない質量。見失...
みっぷう‐しょうせんげん【密封小線源】
微量の放射性物質を金属などの小さな容器に封入したもの。癌(がん)の治療(密封小線源治療)に用いられる。