むき‐ぶつ【無機物】
水・空気・鉱物および無機化合物からなる物質。また、無機化合物のこと。
むさんそ‐うんどう【無酸素運動】
脂肪や糖質を使わずに、筋グリコーゲンやATP(アデノシン三燐酸)を一気にエネルギーに変えて行う運動。グリコーゲンは分解されて疲労物質である乳酸になる。発生するエネルギーは大きいが、持続しない。短...
むしき‐かい【無色界】
仏語。三界の一。色界の上にあり、肉体・物質から離脱して、心の働きである受・想・行・識の四蘊(しうん)だけからなる世界。さらに四天に分けられ、その最上の非想非非想天を有頂天ともいう。
ムスカリン【muscarine】
アルカロイドの一種。ベニテングタケ、腐った魚肉などに含まれる有毒物質。
ムチン【mucin】
動物の上皮細胞・粘膜・唾液腺などが産生する粘性物質の総称。糖たんぱく質の一種で、アミノ酸がつながったポリペプチド鎖に糖鎖が枝状に結合した構造をもつ。
むていけい‐ぶっしつ【無定形物質】
結晶状態にある物質に対し、非晶質状態にある物質のこと。硫黄や炭素の粉末、ガラスなど。無定形状態にあるものをアモルファスともよぶ。
メイラード‐はんのう【メイラード反応】
アミノ酸・ペプチド・たんぱく質などが、酵素によらずに糖と結合する反応。食品の加熱調理や長期保存をすると、この反応によってメラノイジンという褐色物質を生成するため、褐変反応ともいう。マイヤール反応...
メカノケミストリー【mechanochemistry】
機械的エネルギーによって変化する固体物質の性質に関する化学。摩擦・圧縮・延伸などの力が加わることで、物質に生じる構造・相・表面状態などの変化を対象とする。
メタ‐げんし【メタ原子】
メタマテリアルの人工的な構成要素。銅などのありふれた物質が用いられる。電磁波や音波などの波動現象に対し、対象とする波長よりも十分小さい構造をもたせることで、自然界に見られる物質とは異なる振る舞い...
メタボライト【metabolite】
生体内の細胞や組織における、代謝物質の総称。→メタボロミクス