えん‐せき【塩析】
主に有機質の溶液に、可溶性の塩類を加えて、溶けていた物質を析出させること。石鹸(せっけん)溶液に食塩を加え、石鹸を析出させるなど。
えん‐せきがいせん【遠赤外線】
赤外線のうち、波長が長く、100〜25マイクロメートル程度の光線。水や高分子物質・有機物に吸収されやすく、ヒーター・調理器・サウナなどのほか、除菌・脱臭にも利用。遠赤外光。FIR(far inf...
エンタルピー【enthalpy】
《温まる意のギリシャ語から》熱力学的な物理量の一。物質または場の内部エネルギーと、それが定圧下で変化した場合に外部に与える仕事との和。定圧下でのエンタルピーの変化量は、その物質または場に出入りす...
エントロピー【entropy】
《変化の意のギリシャ語tropēから》 1 熱力学において物質の状態を表す量の一。等温可逆的な変化で、ある物質系が熱量を吸収したとき、エントロピーの増加は吸収熱量を温度で割った値に等しい。熱的に...
エンドサイトーシス【endocytosis】
細胞が外部の物質を取り込む過程の一つ。細胞の表面で、細胞膜の一部が物質を包み込むようにして陥没し、細胞膜から遊離して小胞を形成する。バクテリアなどの大きな粒子を取り込む食作用(ファゴサイトーシス...
エンドソーム【endosome】
細胞のエンドサイトーシス(飲食作用)によって細胞内に取り込まれた物質の輸送や代謝に関与する袋状の構造体。特に、飲作用(ピノサイトーシス)によって形成されるものをいう。→ファゴソーム [補説]取り...
エンドファイト【endophyte】
《endoはギリシャ語で内側の、phyteは植物の意》植物の体内に共生する真菌や細菌などの微生物の総称。植物の生存に役立つ生理活性物質を産生するほか、家畜の中毒を引き起こす毒素をつくる微生物もい...
エー‐アイ‐エム【AIM】
《apoptosis inhibitor of macrophage》血中に多く存在し、脂肪細胞や肝細胞に取り込まれ、細胞中の中性脂肪を分解するはたらきをもつたんぱく質。はじめマクロファージが分...
エー‐アール‐エフ‐ディー【ARfD】
《acute reference dose》人がある物質を24時間以内の短時間に経口摂取した場合に、健康に悪影響が出ないと推定される、一日当たりの摂取量。残留農薬や食品添加物などによる急性リスク...
エー‐エム‐エス【AMS】
《alpha magnetic spectrometer》国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された宇宙線検出器。複数の検出器や計測器で構成され、宇宙線として飛来する素粒子の質量、エネルギー、電...