けしき‐だ・つ【気色立つ】
[動タ五(四)] 1 物音や話し声がして活気づく。「むこうで人々の—・つのが聞こえた」〈志賀・和解〉 2 それらしいようすが現れる。きざしが見える。「初時雨いつしかと—・つに」〈源・賢木〉 3 ...
けそり
[副] 1 物音や人気(ひとけ)がなく静かなさま。ひっそり。「宅(うち)は水のひいた様に—として来た」〈秋声・新世帯〉 2 あとかたもなく消えてしまうさま。すっかり。「病気も—と忘れる」〈長塚・土〉
けん‐そう【喧噪/喧騒/諠譟】
[名・形動]物音や人声のうるさく騒がしいこと。また、そのさま。「都会の—を離れる」「—な(の)市街」
げき【闃】
[ト・タル][文][形動タリ]静まりかえったさま。ひっそりとして人けのないさま。「あたりは—として物音絶えたり」〈鴎外訳・即興詩人〉
サイレント‐タイム【silent time】
建物の倒壊などが伴った災害現場で、要救助者の発する声や物音を聞くために、作業や重機を止めて、一定時間、静かな状態にすること。
さわがし・い【騒がしい】
[形][文]さわが・し[シク]《動詞「さわ(騒)ぐ」の形容詞化》 1 盛んに声や物音がしてうるさい。そうぞうしい。やかましい。「教室が—・い」 2 事件などが起こって世情が落ち着かない。平静・平...
しいん
[副]物音一つ聞こえないようすを表す語。もの静かなさま。「—と静まり返った本堂」
しじま
1 静まりかえって、物音一つしないこと。静寂。「夜の—」 2 口を閉じて黙りこくっていること。無言。「いくそたび君が—に負けぬらむ物な言ひそといはぬたのみに」〈源・末摘花〉
しず‐か【静か/閑か】
[形動][文][ナリ] 1 耳ざわりな物音や声がしないさま。ひっそりしているさま。「—な宿」「虫の声が聞こえる—な夜」 2 目につく動きがなく、ゆったりとしているさま。慌ただしくないさま。「—な...
しずま・る【静まる/鎮まる】
[動ラ五(四)] 1 物音がやんで静かになる。「会場が—・る」 2 勢力が衰える。威力がなくなる。「火事が—・る」「嵐が—・る」 3 騒動や混乱がなくなる。平穏になる。「動乱が—・る」 4 気持...