そそ‐め・く
[動カ四] 1 《「ぞぞめく」とも》物音などがして落ち着かず、忙しそうに動く。ざわざわする。「滝口の弓鳴らし、沓(くつ)の音し、—・き出づると」〈枕・五六〉 2 ひそひそ話をする。ささやく。〈日葡〉
ちん‐もく【沈黙】
[名](スル) 1 だまりこむこと。口をきかないこと。「—を守る」「—を破る」「—して語らない」 2 音を出さないこと。物音もなく静かなこと。「深い夜の—」 3 活動をせずにじっとしていること。...
つつ‐ぬけ【筒抜け】
《筒の底が抜けていて、入れた物が素通りする意から》 1 物音や話し声が、そのまま他の人に聞こえること。また、秘密の内容などがそっくり他に漏れてしまうこと。「—に耳にはいる」「計画が相手方に—にな...
とお‐みみ【遠耳】
遠方の物音でもよく聞きとることができること。また、その耳。
ながめ‐や・る【眺め遣る】
[動ラ五(四)]はるか遠くを眺める。また、その方向へ目を向けて見る。「空のかなたを—・る」「物音のする方を—・る」
なに‐やら【何やら】
[副] 1 実体がはっきりわからないさま。なにかしら。「—物音がする」 2 なんとなく。どことなく。「—雨が降りだしそうな雲行き」
鳴(な)りを静(しず)・める
物音を立てるのをやめる。物音を立てないようにする。「—・めて演奏に聞き入る」
鳴(な)りを潜(ひそ)・める
1 物音を立てないで静かにする。「緊張のあまり—・める」 2 活動をとめてじっとしている。「犯人が—・める」
にぎ‐やか【賑やか】
[形動][文][ナリ] 1 人などが多く集まって活気のあるさま。「—な会合」「店がたくさんできて—になる」 2 物音や人声などが盛んに聞こえるさま。よくしゃべったりして陽気なさま。「—な笑い声」...
ばん‐らい【万籟】
種々のものが、風に吹かれて立てる音。また、すべての物音。衆籟。「—死して落葉さえ動かねば」〈露伴・二日物語〉