まぜ‐もの【混ぜ物/交ぜ物】
まぜてある物。まぜ入れた物。「—のない純粋の蜂蜜(はちみつ)」
ま‐ぜわもの【真世話物】
⇒生世話物(きぜわもの)
またたび‐もの【股旅物】
小説・演劇・映画などで、各地を流れ歩く博徒などを主人公にして義理人情の世界を描いたもの。昭和初頭から使われるようになった語。
まち‐もの【待ち物】
出来合いの品物。〈日葡〉
まつかぜ‐もの【松風物】
浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などで、謡曲「松風」に取材した作品。義太夫節「松風村雨束帯鑑」、長唄「汐汲」、清元節「今様須磨の写絵」など。
まつだい‐もの【末代物】
末代までも使用できる堅牢(けんろう)なもの。
まつばめ‐もの【松羽目物】
歌舞伎舞踊の一系統で、能・狂言の表現様式を模したもの。舞台の背景に松羽目を用いるのでいう。「勧進帳」「身替座禅」など。
ま‐もの【真物】
ほんものであること。また、そのもの。「さながらの—のごとく見えしめんことを望み」〈逍遥・小説神髄〉
ま‐もの【魔物】
1 魔性をもつもの。妖怪(ようかい)。変化(へんげ)。 2 人の心を乱すもの、恐ろしいもののたとえ。「金は—だ」
ま‐もの【麻物/苧物】
麻糸でよった綱。「—をふっつと踏みきれば」〈浄・女護島〉