かけり【翔】
1 能の働き事の一。修羅物で戦闘の苦患(くげん)、狂女物で狂乱のさまなど興奮状態を表す。また、その囃子(はやし)。大鼓・小鼓に笛をあしらう。 2 歌舞伎下座音楽の一。1が転じたもの。大鼓・小鼓に...
かげ【影/景】
《「陰」と同語源》 1 日・月・星・灯火などの光。「月の—」「木陰にまたたく灯火(ともしび)の—」 2 光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。「湖面に雲の—を落とす」 3 目に見える...
か‐げん【加減】
[名](スル) 1 加えることと減らすこと。数学で、加法と減法。 2 適度に調節すること。程よくすること。「暖房を—する」「—して採点する」 3 物事の状態・程度。物のぐあい。「風の—で波の音...
か‐こ【過去】
1 現在より以前の時。過ぎ去った時。昔。「—を振り返る」 2 好ましくない経歴・前歴。「—を清算する」 3 仏語。三世(さんぜ)の一。この世に生まれる前の世。前世。過去世。 4 文法で、ある時点...
かこ‐かんりょう【過去完了】
《past perfect》英語・ドイツ語などの文法で、時制の一。過去のある時までの動作・状態の完了・結果・経験・継続などを表す。過去のある時より前の動作・状態が、その時となんらかのかかわりがあ...
か‐こきゅう【過呼吸】
過剰な呼吸を行うこと。体内の炭酸ガスの必要量が減り、アルカローシスの状態をきたす。過換気。
かこく‐じこ【過酷事故】
原子力発電所などの原子炉施設において、設計時に考慮した範囲を超える異常な事態が発生し、想定していた手段では適切に炉心を冷却・制御できない状態になり、炉心溶融や原子炉格納容器の破損に至る事象。シビ...
かこ‐けい【過去形】
1 文法で、過去の動作・状態を表す語形や文型。→過去4 2 (比喩的に)昔の出来事。終わったこと。「かつての名優も今では—で語られる存在だ」
かご‐しゅ【過誤腫】
臓器の正常な組織成分が先天的な異常によって過剰に増殖した状態。
かご‐の‐とり【籠の鳥】
1 籠の中の鳥のように、身の自由が束縛されている状態のたとえ。また、そのような境遇の人。籠の中の鳥。 2 《1の境遇から》遊女。「—なる梅川に焦がれて通ふ廓雀(さとすずめ)」〈浄・冥途の飛脚〉