てん‐きょう【癲狂】
狂気。ものぐるい。
とん‐きょ【頓狂】
[名・形動]「とんきょう(頓狂)」に同じ。「—な事をしていたのに気が付いた」〈有島・或る女〉
とん‐きょう【頓狂/頓興】
[名・形動]だしぬけに、その場にそぐわない調子はずれの言動をすること。また、そのさま。「—な声を上げる」
ナポレオンきょう【ナポレオン狂】
阿刀田高の短編小説。昭和54年(1979)刊行。同年、第81回直木賞受賞。
ねっ‐きょう【熱狂】
[名](スル)非常に興奮し熱中すること。「ファンがライブに—する」
はっ‐きょう【発狂】
[名](スル)精神に異常をきたすこと。
ふう‐きょう【風狂】
1 気がくるうこと。狂気。 2 風雅に徹し他を顧みないこと。また、その人。
ブエノスアイレスのねっきょう【ブエノスアイレスの熱狂】
《原題、(スペイン)Fervor de Buenos Aires》ボルヘスの詩集。1923年刊。ジャーナリスト、ビクトリア=オカンポの後援を得て自費出版した処女詩集。
ぶっ‐きょう【物狂】
《「ものぐるい」を音読みにした語》 1 心が乱れて正常な判断ができないこと。「—の者もしるしありと聞きて」〈沙石集・一〇末〉 2 とんでもないこと。あきれたこと。「なう、そなたのなりは—や」〈虎...
へん‐きょう【偏狂】
「偏執狂(へんしゅうきょう)」に同じ。