こ【狐】
[音]コ(漢) [訓]きつね キツネ。「狐疑・狐狸(こり)/白狐(びゃっこ)」 [難読]狐狗狸(こっくり)・狐臭(わきが)
こ‐かく【狐貉】
キツネとムジナ。また、その皮で作った衣服。「—ノ裘(かわごろも)ハ軽ウシテ甚ダ寒ヲ防グ」〈日葡〉
こ‐きゅう【狐裘】
キツネのわきの下の白毛皮で作った皮衣。古来珍重された。《季 冬》
こ‐ぎ【狐疑】
[名](スル)《狐(きつね)は疑い深い性質であるというところから》相手のことを疑うこと。「こせこせとした其の態度と、—して居るような其容貌とは」〈長塚・土〉
こぎ‐しゅんじゅん【狐疑逡巡】
[名](スル)疑いためらってぐずぐずすること。「—してチャンスを逃がす」
こっくり
民間で行われる占いの一。3本の竹を三つまたに組んだ上に盆をのせ、三人が各自の右手の指で盆を押さえ、その一人が祈りごとをすると、自然に盆が動きだし、その動き方で吉凶を占う。こくり。こっくりさん。 ...
こっくり‐さま【こっくり様】
《「こっくりさん」とも》⇒こっくり
こ‐び【狐媚】
1 狐が人をだますように、じょうずに取り入って人を惑わすこと。 2 狐が人を化かすこと。また、狐の化けたもの。
こ‐り【狐狸】
1 キツネとタヌキ。「—妖怪」 2 人をだまし、こそこそと悪事をする者。「—の輩」
こ‐ろう【狐狼】
1 キツネとオオカミ。 2 ずるくて、害心を抱く者のたとえ。