すき【主基/次】
《2番目、次(つぎ)の意》大嘗祭(だいじょうさい)のとき、悠紀(ゆき)とともに神饌(しんせん)の新穀を献上すべき国郡。また、そのときの祭場。→悠紀(ゆき)
せ‐にゅう【施入】
寺や神社に財物を献上すること。また、その物。「—状」
ぞう‐しん【造進】
つくって献上すること。「鳥羽院の御願、得長寿院を—して」〈平家・一〉
た・つ【献つ】
[動タ下二]たてまつる。献上する。「神まつる月をあすとや山人のみむろのさかき今日—・ててけり」〈夫木・一六〉
たてまつり‐もの【奉り物】
1 献上する品物。みつぎもの。「百済(くだら)の—をけがしみだれりといふ」〈神功紀〉 2 《尊敬語「たてまつる」から》貴人の衣服。お召し物。「おほやけの—は、おろそかなるをもてよしとす」〈徒然・二〉
たて‐まつ・る【奉る】
[動ラ五(四)] 1 「やる」「おくる」の、その対象を敬っていう謙譲語。上位の人に差し上げる。献上する。「貢ぎ物を—・る」 2 動作の対象への敬意を失い、「やる」「おくる」をからかっていう。「...
つくり‐えだ【作り枝】
1 金銀などを草木の枝に似せて作ったもの。贈り物・献上物などをつけるのに用いた。「梅の—に雉(きじ)を付けて奉るとて」〈伊勢・九八〉 2 手を加えていろいろの形に作った枝。「松の作り木、—」〈浄...
つる‐の‐ほうちょう【鶴の庖丁】
江戸時代、正月17日に、将軍から朝廷に献上した鶴を、清涼殿で料理した儀式。料理人が衣冠を正し、故実により調理した。
てんこ【天鼓】
謡曲。四番目物。少年楽人の天鼓は天から授かった鼓を帝に献上するのを拒み、呂水に沈められ殺される。その後、鼓は鳴らなくなるが、天鼓の父が打つと妙音を発する。帝が哀れを感じて追善の管弦講を催すと、天...
とき‐けんじょう【時献上】
江戸時代、四季それぞれに諸侯が自領の産物などを幕府に献上したこと。また、その献上物。