いざよい【十六夜/猶予】
《動詞「いざよう」の連用形から。上代は「いさよい」》 1 (十六夜) ㋐十六夜の月のこと。《季 秋》「—もまだ更科の郡(こほり)かな/芭蕉」 ㋑陰暦16日。また、その夜。 2 (猶予)進もうとし...
いちぶ‐しっこうゆうよ【一部執行猶予】
裁判所が3年以下の懲役または禁錮を言い渡す場合に、刑の一部を執行し、残りの期間について執行を猶予できる制度。初めて実刑を受ける人や薬物使用者が対象。平成28年(2016)6月より導入。
きそ‐ゆうよ【起訴猶予】
検察官が事件を不起訴とする場合の理由の一。法務省訓令の「事件事務規定」に定められた不起訴の裁定の一。被疑事実が明白な場合において、被疑者の性格・年齢および境遇、犯罪の軽重および情状ならびに犯罪後...
しっこう‐ゆうよ【執行猶予】
有罪の判決を受けた者について、情状によって刑の執行を一定期間猶予し、問題なくその期間を経過すれば刑を科さないこととする制度。現行刑法では、3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金の言い...
しっこうゆうよ【執行猶予】
小山いと子の短編小説。昭和25年(1950)発表。同年、第23回直木賞受賞。
しはらい‐ゆうよ【支払猶予】
⇒モラトリアム
せんこく‐ゆうよ【宣告猶予】
裁判所が被告人に対して、一定の期間有罪または刑の宣告を留保し、その期間を無事経過したときに刑事処分から解放する制度。英国・米国で発達したが、日本では未採用。→執行猶予
ちょうへい‐ゆうよ【徴兵猶予】
徴兵の時期を延ばすこと。旧兵役法では、在学者・国外在住者に対して適用された。
ゆう‐よ【猶予】
[名](スル) 1 ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。「もはや一刻の—も許されない」「—している場合ではない」 2 実行の日時を延ばすこと。「返済を一か月間—する」「執行—」