えん‐じん【猿人】
チンパンジーとの共通の祖先から分かれた最初期の人類。約700万年前から100万年前ごろまで生息していたとされる。直立二足歩行し、簡単な打製石器を使用した。→化石人類 [補説]サヘラントロプス・オ...
えん‐ぴ【猿臂/猨臂】
猿の腕。転じて、そのように長い腕。
猿臂(えんぴ)を伸(の)ば・す
物をつかもうと腕を長く伸ばす。「—・し、弟の襟上をつかみながら」〈芥川・偸盗〉
さしま【猿島】
茨城県坂東市の古地名。平将門(たいらのまさかど)が偽宮を建て除目(じもく)などを行った地。
さる【猿】
1 霊長目のうち、ヒト科を除いた哺乳類の総称。原始的な原猿、中南米の広鼻猿、アジア・アフリカの狭鼻猿、類人猿の四つに大別される。ほとんどがオーストラリア以外の熱帯地方にすみ、ニホンザルはその北限...
さる‐お【猿尾】
三味線の棹(さお)が胴と接する部分の背面部の称。形が猿の尾に似るところからいう。
さる‐おがせ【猿麻桛】
サルオガセ科の地衣類の総称。樹皮上に着生。白緑色の糸状で、枝分かれを繰り返して垂れ下がり、約1メートルになる。日本では40種ほどある。松羅(しょうら)。さがりごけ。《季 夏》「動くもの一夏天のみ...
さる‐かい【猿飼い】
「猿回し」に同じ。
さるかに‐かっせん【猿蟹合戦】
日本の昔話。柿をめぐって猿に欺かれて殺されたカニの子が、臼(うす)・杵(きね)・ハチ・クリなどの助力を得て親の恨みを晴らす。
さる‐かん【猿環】
釣り糸などのよりもどしに使う、自由に回転する金物の環(わ)。よりもどし。