みす‐いり【御簾入り】
昔、内親王が降嫁するとき、輿入れ以前に夫になる人が内親王の御所に一宿したこと。
みずのせい【水の精】
《原題、(チェコ)Vodník》ドボルザークの交響詩。1896年作曲。チェコの詩人カレル=ヤロミール=エルベンの詩を主題とした作品。水界の王ボドニークと結婚した娘が親元に里帰りしたときの悲劇を描...
水(みず)は舟(ふね)を載(の)せ又(また)舟(ふね)を覆(くつがえ)す
《「荀子」王制から》水は舟を浮かべるが、転覆させることもできる。同じものが役にも立てば害にもなること。また、臣下によって君主の盛衰の定まることをいう。
ミタンニ【Mitanni】
前18世紀末、メソポタミア北部に建てられた王国。インドヨーロッパ語族が先住のフルリ人を支配して建国。都はワシュガンニ。前16世紀、オリエントで最強の国家となったが、前14世紀にヒッタイトに滅ぼされた。
ミダス【Midās】
ギリシャ神話で、小アジアのフリギアの王。強欲から、触れるものすべてが黄金となる願いをかなえられたが、食物まで黄金となり、空腹のあまり元に戻してもらった。また、パンとアポロンの音楽の競演を審判して...
みちとせ‐の‐もも【三千歳の桃/三千年の桃】
漢の武帝が西王母(せいおうぼ)からもらったという、三千年に一度花が咲いて実を結ぶという不老長寿の桃。非常に珍しく、まためでたいもののたとえにもいう。西王母が桃。
みつえ‐しろ【御杖代】
神や天皇の杖代わりとなって奉仕する者。特に、伊勢神宮の斎宮(さいぐう)、賀茂神社の斎院をいう。「—と定めてたてまつり給ふ事は」〈祝詞・斎内親王奉入時〉
みつぞう‐いん【密蔵院】
愛知県春日井市にある天台宗の寺。山号は、医王山。寺号は、薬師寺。開創は、嘉暦3年(1328)。開山は、慈妙。栄西を祖とする葉上流の伝法灌頂道場、篠木談義所として尾張国天台宗の中心寺院であった。
みつ‐ばち【蜜蜂】
膜翅(まくし)目ミツバチ科の、主にミツバチ属の昆虫の総称。体には毛が密生し、花粉や花蜜を集める。巣は蝋(ろう)を分泌して作り、大きい。社会性昆虫として有名で、1匹の女王バチ、少数の雄バチ、多数の...
みと‐がく【水戸学】
江戸時代、水戸藩主徳川光圀(とくがわみつくに)の「大日本史」編纂(へんさん)に端を発し、同藩で興隆した学派。儒学思想を中心に、国学・史学・神道を結合させたもの。皇室の尊厳を説き、幕末の尊王攘夷(...