りょうがきょう【楞伽経】
大乗経典。漢訳は求那跋陀羅(ぐなばつだら)・菩提流支(ぼだいるし)・実叉難陀(じっしゃなんだ)による三種が現存。如来蔵思想と阿頼耶識(あらやしき)思想とが交流したインド後期の大乗仏教思想を表す。...
りょうじんひしょう【梁塵秘抄】
平安末期の歌謡集。もとは歌詞集10巻と口伝集10巻とからなっていたといわれるが、巻1の抄出と巻2および口伝集巻1の一部と巻10のみが現存する。後白河法皇撰。12世紀後半の成立。今様などの雑芸の歌...
りょうのしゅうげ【令集解】
養老令の私撰の注釈書。50巻(現存35巻)。惟宗直本(これむねのなおもと)撰。貞観年間(859〜877)ごろ成立。先行の諸注釈を集成し、撰者の説を加えたもの。→養老律令
るいじゅかりん【類聚歌林】
奈良時代の歌集。山上憶良編。成立年未詳。万葉集編纂(へんさん)の資料として用いられたが、現存しない。
るいじゅこくし【類聚国史】
平安前期の歴史書。200巻、目録2巻、帝王系図3巻。現存は61巻。菅原道真編。寛平4年(892)成立。六国史(りっこくし)の記事を神祇(じんぎ)・帝王・歳時・音楽などに分類し、年代順に編集したも...
るいじゅさんだいきゃく【類聚三代格】
平安中期の法令集。30巻。現存は15巻。編者・成立年未詳。弘仁・貞観・延喜の3代の格を、神社・国分寺などに分類・整理したもの。
ルプレヒト‐きょうかい【ルプレヒト教会】
《Ruprechtskirche》オーストリアの首都、ウィーンの旧市街中心部にある教会。ウィーン最古の教会として知られる。塔の基部と聖堂中央が現存する最古の部分で、1130年頃に建てられたとされる。
レンズトラス‐きょう【レンズトラス橋】
凸レンズの断面のような鉄骨構造の橋。19世紀後半の米国で多く建造。日本では北九州市に唯一現存する。→トラス橋
ワイセンホーフ‐ジードルング【Weißenhofsiedlung】
ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の都市シュトゥットガルトにある住宅展示場。市街北部のワイセンホーフの丘に位置する。1927年にドイツ工作連盟の主催により建設されたモダニズム様式の住宅群...
ワット‐チェンマン【Wat Chiang Man】
タイ北部の都市チェンマイの旧市街にある仏教寺院。12世紀末、ランナータイ王国初代王メンラーイがチェンマイ建都の際に建立した、チェンマイ最古の寺院として知られる。かつて王宮としても利用された。現存...