アベスター【(ペルシア)Avestā】
ゾロアスター教の聖典。長い間、口承されてきたものを、ササン朝ペルシア期の6世紀ごろに最終的に編集。約4分の1が現存。
あらい‐の‐せき【新居の関/荒井の関】
江戸時代、新居に設けられた関所。箱根の関とともに東海道の重要な関所。建物として唯一現存する。今切(いまぎれ)の関。
あら‐しほんストック【粗資本ストック】
資本ストックの概念の一つ。現存する固定資産を評価時点で新品として調達した場合の価格で評価した価値。
アルカサバ【Alcazaba】
スペイン南部の都市グラナダのアルハンブラ宮殿にある城塞。アルハンブラの丘の西端に位置する。9世紀後半の砦に起源し、13世紀半ばにレコンキスタに備えて建造された。名称は「赤い城」を意味する。現存す...
アルペジョーネ‐ソナタ【(ドイツ)Arpeggione Sonata】
シューベルトの室内楽曲。イ短調。1824年の作。弦楽器アルペジョーネのための作品のうち、唯一現存するものとして知られる。チェロやコントラバスで代用されることが多い。
いしんぽう【医心方】
現存する日本最古の医書。永観2年(984)に成立。丹波康頼(たんばのやすより)撰。30巻。当時日本にあった中国の医書から引用し、病気別に編集したもの。いしんほう。
イスマイールサーマーニ‐びょう【イスマイールサーマーニ廟】
《Somoniylar Maqbarasi》ウズベキスタン南東部の都市ブハラの旧市街にある霊廟。サーマーン朝のイスマイール=サーマーニが9世紀末から10世紀半ばにかけて父親のために建造。のちにサ...
いずものくにふどき【出雲国風土記】
奈良時代の地誌。1巻。出雲臣広島編。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一つで、天平5年(733)成立。出雲地方の地勢・地名・物産・伝説などを記す。現存風土記中唯一の完本。出雲風土記。
いせしゅう【伊勢集】
伊勢の家集。現存するものは伊勢の自撰ではなく、平安中期の成立とみられる。冒頭に物語風の記述があり、その部分を「伊勢日記」ともいう。
イチャン‐カラ【Itchan Kala】
ウズベキスタン西部、ホラズム州の都市ヒバの旧市街。二重の城壁で囲まれたヒバの町の、全長約2.2キロメートルの内側の城壁内をさす。内城ともよばれる。ハンの宮殿のほか、モスク・霊廟・神学校などの歴史...