しぜん‐しゅうきょう【自然宗教】
1 自然発生的に展開した宗教。アニミズム・呪物(じゅぶつ)崇拝・自然崇拝などで、未開宗教・原始宗教といわれるもの。 2 神の恩恵に基づく啓示宗教に対して、人間の本性である理性に基づく宗教。理神論...
しぜん‐しんがく【自然神学】
キリスト教神学の一。神の啓示を、キリストの恩寵(おんちょう)以外に、人間の理性によっても認知できるとするもの。
しぜん‐ほう【自然法】
人間の自然の本性あるいは理性に基づいて、あらゆる時代を通じて普遍的に守られるべき不変の法として、実定法を超越しているものと考えられる法。⇔実定法/人定法。
しゅうきょう‐てつがく【宗教哲学】
広義の宗教学の領域の一。人間の理性・直観・精神のうえに立つ哲学的思弁によって、宗教一般の本質・意義を探る学問。信仰の立場から研究する神学とは区別される。
しゅ‐さ【種差】
論理学で、同一の類に属する多くの種において、ある種に特有で、それを他のすべての種から区別する特性。例えば、「動物」という類において、「人間」を他のすべての動物から区別する場合、「人間」に特有の「...
しゅ‐じょう【主情】
理性や意志よりも、感情や情緒などを中心とすること。「—的なものの見方」⇔主意/主知。
しゅ‐ち【主知】
知性・理性などの知の機能を、他の感情や意志の機能より上位に置くこと。⇔主意/主情。
しゅち‐しゅぎ【主知主義】
1 感情や意志よりも知性・理性の働きに優位を認める立場。主知説。⇔主意主義/主情主義。 ㋐認識論で、真理は理性によって合理的に把握されるとする立場。 ㋑形而上学で、世界の根本原理を知的・理性的な...
シュトゥルム‐ウント‐ドラング【(ドイツ)Sturm und Drang】
18世紀後半、若き日のゲーテ・シラーなどを中心にドイツで興った文学革新運動。理性偏重の啓蒙(けいもう)主義に反対し、感情の自由と人間性の解放とを強調した。クリンガーの同名の戯曲に由来する名称。疾...
しん‐がく【神学】
宗教、特にキリスト教において、その教理を体系化し、信仰の正統性や真理性、また、その実践について研究する学問。