けい【瓊】
[音]ケイ(漢) [訓]たま に 1 たま。「瓊玉」 2 玉のように美しい。「瓊筵(けいえん)・瓊姿」 [難読]瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
しおひる‐たま【潮干る珠/潮涸る瓊】
潮を引かせる霊力があるという玉。しおふるたま。干珠(かんじゅ)。→潮満(しおみ)つ珠(たま) [補説]「ひ(干)る」は、上代には上二段活用だったので、古事記に「塩乾珠」とあるのなどは「しおふるた...
しおふる‐たま【潮干る珠/潮涸る瓊】
⇒しおひるたま(潮干る珠)
しおみつ‐たま【潮満つ珠/潮盈つ瓊】
潮を満ちさせる霊力があるという玉。満珠(まんじゅ)。しほみちのたま。→潮干(しおひ)る珠(たま)
に【瓊】
玉。特に、赤く美しい玉。「五百箇(いほつ)の御統(みすまる)の—の綸(を)を」〈神代紀・上〉
ぬ【瓊】
玉。赤色の玉。「—な音(と)ももゆらに、天(あめ)の真名井(まなゐ)に振りすすぎて」〈記・上〉
やさか‐に【八尺瓊】
大きな玉。一説に、多くの玉を8尺の緒に貫いて輪にしたもの。「腕(たぶさ)にまかせる—の五百箇(いほつ)の御統(みすまる)を乞ひ取り」〈神代紀・上〉