つうしょ【通書】
中国の儒書。1巻。宋の周敦頤(しゅうとんい)撰。原書名は「易通」。宇宙生成の原理を説く「太極図説」に対し、その応用を説く。原本は伝わらず、朱子の編定本が現存。
つめたい‐かくゆうごう【冷たい核融合】
自然界には存在しない超アクチノイド元素を合成する手法の一。重イオンビームの衝突によって生成される複合核の励起エネルギーが、比較的小さい核融合反応をさす。複合核からは中性子が1個放出され、目的とす...
ティー‐オー‐ティー‐ピー【TOTP】
《time-based one-time password》インターネットバンキングなどで使われるワンタイムパスワードのうち、時刻に同期して生成される乱数を用いるもの。通常、30秒から1分ごとに...
ティー‐さいぼう【T細胞】
《Tはthymusで、胸腺の意》骨髄で生成されたリンパ球が胸腺に移送されて成熟したもの。B細胞とともに免疫反応に重要な働きをする。Tリンパ球。
ていじょう‐うちゅうろん【定常宇宙論】
宇宙の基本的な構造は時間的に変化しないという説。1948年にヘルマン=ボンディ、トーマス=ゴールド、フレッド=ホイルにより提唱。エドウィン=ハッブルが銀河の後退速度の観測から導いた膨張宇宙説を説...
テクネチウム【technetium】
マンガン族元素の一。人工的に作られた最初の元素で、モリブデンに加速した重陽子を当ててつくる。ウラン核分裂でも生成。単体は銀白色の金属。化学的性質はレニウムに似る。元素記号Tc 原子番号43。
テネシン【tennessine】
超アクチノイド元素、超ウラン元素の一。2009年、ロシアと米国の共同研究チームが、バークリウムとカルシウムの原子を衝突させて生成した。ウンウンセプチウム(ununseptium、元素記号Uus)...
テラ‐ロッサ【(イタリア)terra rossa】
《赤い土の意》 1 地中海性気候のもとで、石灰岩を母岩として生成した赤色土壌。風化に伴い石灰分が溶解し、残った鉄の酸化物によって赤色を呈する。 2 水酸化鉄を主成分とする赤色顔料。
てんぺん‐せつ【転変説】
現象世界のいっさいは一つの実在が展開・変化して生成するという説。インド哲学の中心思想の一つで、サーンキヤ学派がその代表。→積聚説(しゃくじゅうせつ)
デキストリン【dextrin】
でんぷんを加水分解したとき、麦芽糖になるまでの中間過程でできる種々の生成物の総称。白から黄色の粉末。粘着力が強く、のりとして利用。糊精(こせい)。