お・める【怖める】
[動マ下一][文]お・む[マ下二]気後れする。恐れる。臆(おく)する。→怖(お)めず臆(おく)せず「名に負う僕のこッたから、少しも—・めたる顔色なく」〈逍遥・当世書生気質〉
かい【灰】
[音]カイ(クヮイ)(漢) [訓]はい [学習漢字]6年 〈カイ〉 1 はい。「灰燼(かいじん)/降灰・骨灰・塵灰・石灰」 2 はい色。「灰白色/鉛灰色」 3 生気のないもの。「死灰」 〈は...
かい‐かつ【快闊/快豁】
[形動][文][ナリ] 1 「開豁(かいかつ)1」に同じ。「此場所は如何(いか)にも静で且つ—で」〈独歩・運命論者〉 2 「開豁2」に同じ。「達雄は眉を動かして—らしく笑った」〈藤村・家〉 3 ...
かい‐てん【回天】
1 《天をめぐらす意》時勢を一変させること。衰えた勢いを盛り返すこと。「其—の素志を貫く勇気を維持し得たというじゃあないか」〈逍遥・当世書生気質〉 2 旧日本海軍が第二次大戦中に用いた、人間が操...
かえって‐とく【却説】
[接]《漢文の「却説」を訓読したもの》話を転じてほかのことを説きはじめるときに用いる語。さて。さてまた。「—其翌朝、六月二十日」〈逍遥・当世書生気質〉
かく‐がい【格外】
[名・形動]標準や規格に外れていること。また、そのさま。規格外。「ある一種の能力のみは、—発達せし事と見えて」〈逍遥・当世書生気質〉
か・す【和す】
[動サ変] 1 混じり合う。混じり合わせる。調和させる。「失敬の挨拶は、ゴツサイの掛声に—・し」〈逍遥・当世書生気質〉 2 気持ちがなごむ。また、なごませる。やわらげる。「酔(ゑ)ひに—・してこ...
か・せる【痂せる/悴せる】
[動サ下一][文]か・す[サ下二] 1 できものや傷の表面が乾く。「傷口が—・せる」 2 かぶれる。「漆に—・せる」 3 生気を失って、やせこける。「—・セタ人」〈日葡〉
かた‐なし【形無し】
[名・形動] 1 本来の形を損なうこと。跡形のないこと。また、そのさま。「(袴(はかま)ノ)ひだの—になりたるを」〈逍遥・当世書生気質〉 2 面目を失うこと。さんざんなありさまとなること。また、...
かっ‐き【活気】
生き生きとした気分。生気。「—のある教室」「—にあふれる」