かん‐び【完美】
[名・形動](スル) 1 完全で美しいこと。また、そのさま。「瑕(きず)なき—なる玉の如きは」〈逍遥・当世書生気質〉 2 完全に充実すること。また、そのさま。「尤も代議制の—した英国でも」〈魯庵...
がき‐あみ【餓鬼阿弥】
餓鬼のようにやせおとろえ、耳鼻も欠け落ちて生気のない者。「箸に目鼻の—を、夫(つま)とはさらにしらいとの」〈浄・反魂香〉
が‐こ【餓虎】
飢えた虎。「肉を喰い酒を飲むこと、—の餌(え)を貪るがごとし」〈逍遥・当世書生気質〉
き【気〔氣〕】
[音]キ(漢) ケ(呉) [学習漢字]1年 〈キ〉 1 息。「気管・気息/一気・呼気・口気」 2 ガス体。「気圧・気化・気体/外気・換気・空気・香気・湿気・臭気・瘴気(しょうき)・蒸気・冷気」...
きいん‐せいどう【気韻生動】
中国画の理想で、生気が満ちあふれていること。5世紀末の南斉の画論家謝赫(しゃかく)が、「画の六法(りくほう)」の第一にあげる。→六法
きき‐みょうみょう【奇奇妙妙】
[名・形動]《「奇妙」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇妙なこと。また、そのさま。「ここに—の事実ありさ」〈逍遥・当世書生気質〉
き‐けつ【気血】
人体内の生気と血液。漢方で、経絡(けいらく)の内外を循環する生命力の源とみなされるもの。
き‐しゅく【帰宿】
[名](スル) 1 宿舎に戻ること。「そっと—するに相違ないわい」〈逍遥・当世書生気質〉 2 議論・意見などがある結論に到達すること。帰着。「其の執る所の説は概して、皆極端の平等主義に—し」〈竜...
きてれつ
[形動][文][ナリ]非常に風変わりであるさま。多く「奇妙きてれつ」の形で用いる。「奇妙—な格好」「よっぽど—な間違があったぜ」〈逍遥・当世書生気質〉 [補説]「奇天烈」とも書く。
きょう【強】
[名]強いこと。また、強いもの。⇔弱。「—は弱を圧し、小は大の食となるは」〈逍遥・当世書生気質〉 [接尾]数量を表す語に付いて、実際はその数よりも少し多いことを表す。数の端数を切り捨てたとき...