かげろうにっき【蜻蛉日記】
右大将藤原道綱の母の日記。3巻。天延2年(974)以後の成立。夫の兼家(かねいえ)との不安定な結婚生活に苦悩しながら、子の道綱への愛や芸術の世界に目覚めていく心の遍歴を描く。かげろうのにき。
かこい‐や【囲い屋】
ホームレスなどの生活困窮者に住居や食事を提供する代わりに生活保護を申請させ、支給された生活保護費の大半を収奪する悪徳業者。貧困ビジネスの一つ。
カサ‐マニラ【Casa Manila】
フィリピンの首都マニラ中心部にある邸宅。スペイン統治時代の拠点となった城塞イントラムロス内にあり、19世紀にコロニアル様式で建造。現在はかつての上流階級の生活文化を紹介する博物館になっている。カ...
かさん‐せいど【家産制度】
《homestead》家族共同体の生活の保障、特に農民の保護のために、農地などの不動産を一種の特別財産として、債権者の強制執行を禁止した制度。19世紀半ばからアメリカ・スイス・フランス・ドイツな...
かざんばいち【火山灰地】
久保栄の戯曲。2部7幕。昭和12〜13年(1937〜38)に発表。火山灰地帯である北海道十勝地方の農業試験場長雨宮聡が、古い生産関係と対立しながら、農民生活の向上に努力する姿を描く。
かしき【炊き/爨き】
《「かしぎ」とも》 1 飯をたくこと。また、その人・場所。「気の早い家は三時前から—の煙をあげた」〈三島・潮騒〉 2 生活の手段。「喰ってく位(ぐれえ)の—はどんなことをしたってつけてくれる」〈...
か‐じ【家事】
1 家庭内の事情や事柄。「—の都合により休暇」 2 掃除・洗濯・食事の支度・育児など、家庭生活に欠かせない仕事。「—手伝い」「—に追われる」
かじ‐サービスぎょう【家事サービス業】
個人の家庭で家事労働に従事する仕事。お手伝いさん、家政婦など。日本標準産業分類の生活関連サービスの一つ。
かじ‐てつだい【家事手伝い】
炊事・洗濯・育児など、家庭生活に必要な仕事を手伝うこと。また、その人。
か‐じょう【下情】
一般の民衆の実情。庶民生活のようす。「—に通じる」