きず‐ホルモン【傷ホルモン】
動植物体に傷がついたときに、その傷口の細胞から分泌され、新しい細胞の生長や増殖を促すホルモン性の物質。
きゅうみん‐が【休眠芽】
形成されたのち、生長を止めて休眠状態にある芽。冬芽など。
きょう‐し【驕侈】
[名・形動]おごって、ぜいたくをすること。また、そのさま。「安逸—に生長する人は」〈中村訳・西国立志編〉
くき【茎】
高等植物で、葉・根とともに植物を構成する基本器官。先端に生長点があり、内部に維管束をもつ。地下茎・蔓(つる)・とげなどになるものもある。性質により草本(そうほん)と木本(もくほん)とに分けられる。
くすのき‐がくもん【楠学問】
《クスノキは、生長は遅いが大木となるところから》ゆっくりだが堅実に成長し、大成する学問。⇔梅の木学問。
くすのき‐ぶんげん【楠分限】
《クスノキは生長は遅いが大木となり、その根元がしっかりしているところから》長い年月の間に小利を積み重ねて、確実に資産を殖やした金持ち。⇔梅の木分限。
くっこう‐せい【屈光性】
植物が光の刺激に対し、一定の方向に屈曲して生長する性質。屈性の一つ。光の方向に曲がる正の屈光性は茎・葉で、その逆の負の屈光性は根でみられる。光屈性。
けいちょう‐ばいよう【茎頂培養】
植物の茎の先端の生長点を取って培養すること。研究のほか、ランの栽培にも応用される。生長点培養。メリクロン。
こうけいたい‐けいせい【光形態形成】
植物が置かれた環境の光の条件により、発生や分化が制御される現象。細胞分裂の向き、種子や胞子の発芽、葉の展開や茎の生長、開花のタイミングなどが調節される。
こうざん‐しょくぶつ【高山植物】
主に高山帯に生育する植物。小形の多年生草木や小低木が多く、地下部が発達し、花は鮮やかな色彩をもつ。生長期間が短いので花が一斉に咲き、お花畑ができる。コケモモ・チングルマ・イワオウギなど。