た‐い【田居】
田のある所。たんぼ。また、田舎。「筑波嶺の裾廻(すそみ)の—に秋田刈る妹(いも)がり遣らむ黄葉(もみち)手折らな」〈万・一七五八〉
たいら【平ら】
[形動][文][ナリ] 1 高低や起伏のないさま。でこぼこでないさま。「—な地形」「運動場を—にならす」 2 おだやかで安定しているさま。「心を—にする」「世が—に治まる」 3 (多く「おたい...
たい‐りょう【体量】
からだの重さ。体重。「五月六日には—十二貫五百目」〈花袋・田舎教師〉
たご‐さく【田吾作/田五作/田子作】
農民、または田舎の人をいやしめてよぶ語。
たまか
[形動][文][ナリ] 1 倹約でつましいさま。「新たに湯を沸かす手数と、薪の倹約とが出来るので、田舎の—な家ではよくやる事だ」〈左千夫・春の潮〉 2 細かい点にまで心を配って物事をするさま。誠...
たんから‐しばい【たんから芝居】
田舎回りの芝居。たんから。
だん‐らん【団欒】
[名](スル) 1 月などがまるいこと。また、まるいもの。 2 集まって車座に座ること。まどい。「三人して—して食った」〈花袋・田舎教師〉 3 親しい者たちが集まって楽しく時を過ごすこと。「食後...
ち‐ご【稚児/児】
《「乳子(ちご)」の意》 1 ちのみご。赤ん坊。「—を背に負った親子三人連(づれ)の」〈花袋・田舎教師〉 2 幼い子。幼児。「其の時某(それがし)は尚(なお)八歳の—にして」〈竜渓・経国美談〉 ...
ちなみ【因み】
《動詞「ちなむ」の連用形から》 1 関係があること。ゆかり。因縁。「籍もあちらへ送った事ゆえ、余(おれ)にはさっぱり—はない」〈逍遥・当世書生気質〉 2 約束、特に結婚の約束をすること。婚約。ち...
ちゅう‐きょうま【中京間】
住宅建築で、畳の大きさを幅3尺・長さ6尺と決めた造り方。京間(きょうま)・田舎間(いなかま)に対して、主に名古屋地方で行われる。中間(ちゅうま)。