ぶざ‐め・く【武左めく】
[動カ四]武左(田舎侍)のような、やぼな振る舞いをする。「おのが身の—・いたるは、あさましくもありけり」〈滑・浮世風呂・三〉
ぶっし【仏師】
狂言。偽仏師が仏像を求める田舎者をだまして吉祥天の製作を引き受け、自分が吉祥天の仏像になりすますが、いろいろ形を直すうちに正体がばれる。
へる【綜る】
[動ハ下一][文]ふ[ハ下二]縦糸を、織る長さにそろえて機(はた)にかける。「二十五六の櫛巻の細君が、頻りにそれをへて居た」〈花袋・田舎教師〉
へん‐きょう【偏境】
都から遠く離れた、へんぴな土地。片田舎。
へん‐ぐう【辺隅】
都から遠く離れた土地。片田舎。「懸隔りたる—はさておき」〈岡部啓五郎・開化評林〉
へん‐ど【辺土】
1 都から遠く離れた土地。片田舎。辺地。 2 都の近辺の地。近郊。「—においては比良、横川(よかは)、如意が岳」〈謡・鞍馬天狗〉
へん‐ぺき【偏僻】
[名・形動] 1 かたよること。心がひねくれていること。また、そのさま。「—な人」「空想に—し写実に拘泥する者は」〈子規・俳諧大要〉 2 都から離れた片田舎。「—の地」
へん‐みん【辺民】
片田舎の住民。
へん‐ゆう【辺邑】
片田舎の村。また、国境の村。
べいべい‐ことば【べいべい言葉/べいべい詞】
《助動詞「べい」を多く用いるところから》関東地方特有の言葉。また、広く田舎言葉。べいことば。