くぶん‐でん【口分田】
1 大化の改新後、班田収授法により、人民に支給された田。6歳以上の良民の男子には二段(たん)、女子にはその3分の2、賤民のうち官戸・公奴婢(くぬひ)には良民と同額、家人・私奴婢には良民の3分の1...
くみ‐おび【組帯】
1 古代、男子が礼服(らいふく)に用いた帯。より糸を平らに組み、先に総(ふさ)をつけたもの。 2 糸を組んで作ったひも状の帯。近世初期に流行。
ぐそく‐おや【具足親】
武家時代、男子が元服をして初めて鎧(よろい)・兜(かぶと)を身につける際に、それを着せた人。その武勇にあやかれるような人が選ばれた。
ぐん‐こん【群婚】
複数の男子が互いに対等の資格で複数の女子と婚姻する形態。原始社会に行われた人類最初の婚姻形態といわれる。集団婚。
けい【兄】
[名]あに。⇔弟(てい)。 [代]二人称の人代名詞。男子が手紙などで親しい先輩や友人などに用いる敬称。「—のご健闘を祈る」 [接尾]親しい先輩や友人の名などに付けて、敬意を表す。男子が手紙...
けい【卿】
[名] 1 大納言・中納言・三位以上および四位の参議の人。きょう。 2 中国周代、天子や諸侯の臣下で最上位の身分。 [代]二人称の人代名詞。 1 男子が同輩などを、軽い敬意をこめて呼ぶ語。「...
けいせいかいふたすじみち【傾城買二筋道】
洒落本。1冊。梅暮里谷峨(うめぼりこくが)作。寛政10年(1798)刊。うぬぼれ者の好男子と誠実な醜男との、遊女に対する二つの態度を対照的に描き、人情本への移行の過程をも示している。
けつ【玦】
古代、男子の装飾品。環状で、一部分が欠けている玉の佩(お)び物。
け‐どお・い【気遠い】
[形][文]けどほ・し[ク] 1 遠く隔たっているさま。遠く離れている。「祇園祭の稽古囃子(ばやし)が流を渡って—・く聞えて来る」〈風葉・青春〉 2 人けがなくてものさびしい。「いとど狐の住みか...
けん‐じ【健児】
1 血気盛んな男子。勇ましい若者。「全国の—が技を競う」 2 ⇒こんでい(健児)