う‐せい【迂生】
[代]《愚かな私の意》一人称の人代名詞。自分のことをへりくだっていう。男性が手紙文に用いる。小生。
う‐せつ【迂拙】
[名・形動]うかつで世渡りのへたなこと。愚かでまずいこと。また、そのさま。「古渡は風采揚らず、挙止—であったので」〈鴎外・渋江抽斎〉
[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう。迂...
うせ‐びと【失せ人】
行方の分からない人。「諸卿の家々に、十五より上の男子に、—やある。詮議有るべし」〈浄・初庚申楽遊〉
う‐そう【迂叟】
[代]《「迂」は愚か、「叟」は老人の意》一人称の人代名詞。年寄りの男性が自分のことをへりくだっていう。
うそ‐うそ
[副] 1 落ち着きなく歩き回ったり見回したりするさま。うろうろ。きょろきょろ。「男は庭の真中に立って、—家の中を見廻していた」〈秋声・足迹〉 2 どことなくはっきりしないさま。間の抜けたさま。...
うそ‐さびし・い【うそ寂しい】
[形][文]うそさび・し[シク]どことなく寂しい。「へんに—・い笑いかたをする男で」〈宇野浩二・苦の世界〉 [派生]うそさびしげ[形動]うそさびしさ[名]
うそ‐ばらだ・つ【うそ腹立つ】
[動タ四]わけもなく腹が立つ。むやみと腹が立つ。「昔を思ひ出し、—・って」〈浮・一代男・三〉
うた‐うら【歌占】
1 巫女(みこ)や男巫(おとこみこ)が神慮を和歌で告げること。また、その歌による吉凶判断。「男巫(みこ)の候が、小弓に短冊を付け—を引き候が」〈謡・歌占〉 2 百人一首の草子などを任意に開き、そ...
うた‐お【歌男】
古代、雅楽寮に属した男の歌い手。歌人(うたびと)。⇔歌女(うため)。「およそ諸(もろもろ)の—、歌女(うため)、笛吹く者(ひと)」〈天武紀・下〉
うた‐がき【歌垣】
1 古代、求愛のために、男女が春秋2季、山や市(いち)などに集まって歌い合ったり、踊ったりした行事。東国では嬥歌(かがい)という。 2 奈良時代には、踏歌(とうか)のこと。→踏歌 [補説]人々が...