わら‐かか【藁嚊】
わらくずにまみれ汚れている女房。農家の主婦。「稲臼をひく—に読んで聞かせ侍るに」〈浮・一代男・跋〉
藁(わら)で束(たば)ねても男(おとこ)は男(おとこ)
わらで頭髪を束ねるような貧しい男でも、男には男としての値うちがある。
わり‐あい【割合】
[名] 1 全体に対する部分の、または他の数量に対するある数量の比率。率。割。「男子学生と女子学生の—が逆転する」「空気の主要成分の—を求める」 2 (「…のわりあいに」の形で)「割5」に同じ...
わり‐な・い【理無い】
[形][文]わりな・し[ク]《「割り無い」で、理性や道理では計り知れない意》 1 理屈や分別を超えて親しい。非常に親密である。多く、男女関係についていう。「いつしか—・い仲になる」 2 道理に合...
わり‐に【割に】
[副]思ったよりも。比較的。わりあい。わりと。「値段が—安い」「—こまめな男だ」
わるくち‐いい【悪口言ひ】
好んで他人の悪口を言う性質。また、その人。「伏見堀の—も、これをよしとぞ申し侍る」〈浮・一代男・六〉
わる‐ごう【悪功】
1 悪事に年功を積んでいること。「—の入った吏官の如くなぞ」〈玉塵抄・三〉 2 悪質ないたずら。わるふざけ。わるてんごう。「—あるほど尽くしてものしける」〈浮・一代男・一〉
われ‐て【割れて/破れて】
[副]無理に。強いて。「男、—あはむと言ふ」〈伊勢・六九〉
わろ【我郎/和郎】
《「わらわ(童)」の音変化かという》 [名] 1 子供。特に、男の子。また、男の召使い。「内方の—衆に、この樽(たる)持たせて」〈浄・女舞衣〉 2 人を卑しめ、また親しみをこめていう語。やつ。...
わん‐ぱく【腕白】
[名・形動]《「かんぱく(関白)」の音変化か。「腕白」は当て字》子供、特に男の子が言うことをきかず、暴れまわったり、いたずらをしたりすること。また、そういう子供や、そのさま。「—な子」「—盛り」...