おたんちん
1 「おたんこなす」に同じ。 2 江戸新吉原で、嫌な客をいった語。「色男(ねこ)も—も、かよひ郭の仲街(なかのちゃう)」〈洒・恵比良濃梅・後序〉
おち・いる【落ち居る】
[動ア上一][文][ワ上一] 1 気持ちが落ち着く。心が静まる。「大切な用事を仕懸けて罷(や)めたようで心が—・居ず」〈二葉亭・浮雲〉 2 あるべき場所に落ち着く。「昔、同じ所に宮づかへし侍りけ...
お‐ちょう【御町】
江戸時代の公許の遊郭。京都の島原、大坂の新町、江戸の吉原。おまち。「—の辻に立ちながら」〈浮・一代男・六〉
お‐ちんちん
1 陰茎をいう幼児語。おちんこ。 2 男女の仲のよいこと。ちんちんかもかも。「外の子共はてんでんにがつ(=色事)をこしらへて、とんだ—だが」〈洒・船頭深話〉
おっ‐さん
《「おじさん」の音変化》中年の男性を親しんで、また、軽くみてよぶ語。「隣の—」「—くさい格好」
おっ‐ちゃん
《「おじさん」の音変化》中年の男性を親しんで、また、軽くみてよぶ語。「—、煙草の火貸してんか」〈織田作之助・土曜夫人〉
おっと【夫/良人】
《「おひと(男人)」の音変化》配偶者である男性。結婚している男女の、女性を「妻」というのに対し、男性をいう語。亭主。「—のある身」⇔妻。
オデュッセイア【Odysseia】
古代ギリシャの長編叙事詩。24巻約1万2000行。ホメロス作と伝えられる。前8世紀ごろ成立。オデュッセウスが、トロイア戦争からの凱旋(がいせん)の帰途に体験した10余年の漂流と、不在中に王妃ペネ...
おと【弟/乙】
[名] 1 上代、男女の別なく、兄弟または姉妹の関係にある者のうち年少の者。おとうと。また、いもうと。⇔兄(え)。「其の—木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)を留めて」〈記・上〉 2 末の...
おと‐うと【弟】
《「おとひと(弟人)」の音変化》 1 きょうだいのうち、年下の男。⇔兄。 2 《「義弟」とも書く》夫や妻の弟。また、妹の夫。義弟(ぎてい)。 3 古く、性別に関係なく、年下のきょうだいを呼んだ語...