おばすて‐やま【姨捨山】
長野県千曲(ちくま)市にある冠着(かむりき)山の別名。標高1252メートル。古くから「田毎(たごと)の月」とよばれる月見の名所。更級(さらしな)に住む男が、山に捨てた親代わりの伯母を、明月の輝き...
おび‐とき【帯解き】
着物の付けひもをとって、初めて普通の帯を締める祝い。中世末ごろから男女とも5歳、のちに女児7歳の11月吉日に行った。江戸中期ごろから11月15日の七五三に移行した。ひもとき。おびなおし。《季 冬...
おび‐ばさみ【帯挟み】
1 男の角帯が解けないように、帯の一端を挟んでおく具。 2 「帯金(おびがね)3」に同じ。 3 「根付1」に同じ。
帯紐(おびひも)解(と)・く
1 男女が共寝をする。 2 安心してくつろぐ。警戒の気持ちをもたないでいる。
帯(おび)を解(と)・く
1 女が男と肉体関係をもつ。肌を許す。 2 安心して眠る。また、くつろぐ。
お‐ふくろ【御袋】
自分の母親を親しんでいう語。古くは敬称として用いたが、現在では主に男性が、他人に対して自分の母をいうのに用いる。⇔親父(おやじ)。 [補説]作品名別項。→おふくろ
おぶ・う【負ぶう】
[動ワ五(ハ四)]《「お(負)う」の音変化》 1 背負う。おんぶする。「子供を—・って買い物に行く」 2 仕事・責任などを引き受ける。「長さんもいい男だが、よく—・ひなさるね」〈伎・八幡祭小望月...
おぶすまさぶろうえことば【男衾三郎絵詞】
鎌倉中期の絵巻物。現存一巻。作者未詳。武蔵国の吉見二郎・男衾三郎という武士の兄弟をめぐる物語を絵巻にしたもの。
お‐ぼうさん【御坊さん】
1 僧を敬い親しんでいう語。 2 世俗のことに通じていない人。「所帯向の事は一向—であったから」〈紅葉・多情多恨〉 3 男の子を親しんでいう語。お坊ちゃん。「これ—、おまんひとつあげやせう」〈滑...
おぼし・い【思しい/覚しい】
[形][文]おぼ・し[シク]《「おもほし」の音変化》 1 (「…とおぼしい」「…とおぼしき」の形で)…と思われる。…のように見える。「犯人と—・い男」 2 こうありたいと望まれる。希望している。...