じょう‐ろく【畳六/調六/重六】
双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目が、ともに六と出ること。じゅうろく。ちょうろく。「このはらまれ給へるみこ、男におはしますべくは、—出でこ」〈大鏡・師輔〉
たたなわ・る【畳なわる】
[動ラ五(四)]幾重にも重なる。また、重なり合って連なる。「お召の羽織の裾が…座布団の上に—・って」〈鴎外・青年〉 「登り立ち国見をせせば—・る青垣山」〈万・三八〉
たたまり【畳まり】
積もりに積もること。「宿賃(やちん)の—の算用をなされぬ」〈浮・色三味線・二〉
たたま・る【畳まる】
[動ラ五(四)] 1 たたんだ状態になる。「—・ったふとんを片付ける」 2 積み重なる。「いろいろごたごた—・り」〈宮本・伸子〉
たたみ【畳】
1 和室の床に敷くもの。わらを重ねて麻糸で締めた床(とこ)に、藺草(いぐさ)で編んだ表をつけ、ふつう、両縁に布でへりをつける。 2 履物の表につける、藺草・籐(とう)・竹の皮などで編んだもの。 ...
たたみ‐あ・げる【畳み上げる】
[動ガ下一][文]たたみあ・ぐ[ガ下二] 1 すべてをたたんでしまう。たたみ終える。「全員の布団を—・げる」 2 積み重ねる。積み上げる。「赤い煉瓦(れんが)と白い石帯とで—・げられた柱」〈風葉...
たたみ‐いす【畳み椅子】
たたんで持ち運びができるように作った椅子。
たたみ‐いと【畳糸】
畳表や縁(へり)などを縫うのに用いる、青麻で作った太い糸。
たたみ‐いわし【畳鰯】
カタクチイワシの稚魚を板海苔状に平らに干し固めた食品。軽く火であぶって食する。
たたみ‐おび【畳み帯】
帯芯を入れないで、1枚の布を折りたたんだだけの略式の帯。