そう‐じょう【層畳】
［名］(スル)幾重にもかさなること。「市の—して高く聳ゆる状は」〈鴎外訳・即興詩人〉
たたみ【畳】
１ 和室の床に敷くもの。わらを重ねて麻糸で締めた床(とこ)に、藺草(いぐさ)で編んだ表をつけ、ふつう、両縁に布でへりをつける。 ２ 履物の表につける、藺草・籐(とう)・竹の皮などで編んだもの。 ...
ちょう‐じょう【重畳】
［名］(スル) １ 幾重にも重なること。「峰巒—して長く飛騨、越中、越後の境に亘り」〈木下尚江・良人の自白〉 ２ この上もなく満足なこと。大変喜ばしいこと。感動詞的にも用いる。頂上。「あすの喜...
てまえ‐だたみ【手前畳／点前畳】
茶室で、茶道具が置かれ、主人が点茶をする場所の畳。道具畳。亭主畳。
とこ‐だたみ【床畳】
床の間に敷く畳。また、床(ゆか)に敷く畳。
どうぐ‐だたみ【道具畳】
⇒手前畳(てまえだたみ)
はん‐じょう【半畳】
１ 畳(たたみ)一畳の半分。また、その畳。 ２ 江戸時代、芝居小屋などで観客が用いた一人用の小さな敷物。また、その賃貸を業とした「半畳売り」の略称。 ３ 芝居で、見物人が役者に対して投げる非難や...
ふみこみ‐だたみ【踏込畳】
茶室で、茶道口(さどうぐち)の前の畳。
やえ‐だたみ【八重畳】
［名］幾重にも敷物を敷くこと。また、その敷物。「ここに—を敷きて以てひいて入る」〈神代紀・下〉 
［枕］幾重にも重ねる敷物の意で、重なりの意の「へ（重）」と同音を含む地名「平群(へぐり)」にか...
やぶ‐だたみ【藪畳】
１ 一面に茂った藪。藪がいく重にも重なって茂っている所。 ２ 歌舞伎の大道具の一。木の枠に1メートル前後の葉竹をすきまなく取り付けたもので、笹藪に擬して用いる。
