なま‐きず【生傷/生疵】
なまなましい傷。新しい傷。「—が絶えない」
にげ‐きず【逃げ傷/逃げ疵】
逃げるときに背後から受けた傷。うしろきず。「人より先に逃げ、うろたへて—をしたたかに蒙り」〈仮・浮世物語・三〉
ふる‐きず【古傷/古創/古疵】
1 以前に怪我をしたところ。古い傷のあと。「—が痛む」 2 以前に犯した罪や過失。思い出したくないいやな記憶。「他人の—に触れる」
む‐きず【無傷/無疵】
[名・形動] 1 きずがないこと。また、そのさま。「—な(の)玉」 2 罪・けがれ・失敗・負けなどがまったくないこと。また、そのさま。「—な(の)まま勝ち進む」
むこう‐きず【向こう傷/向こう疵】
敵と戦って、からだの前面に受けた傷。⇔後ろ傷。
や‐きず【矢傷/矢疵】
矢が当たってできた傷。
やま‐きず【山傷/山疵】
1 山から切り出したときに、石にすでについている疵(きず)。 2 陶磁器で、焼成中に生じたひびわれなどの傷。窯疵。
やり‐きず【槍傷/槍疵】
槍で突かれた傷。槍手(やりて)。