エーラスダンロス‐しょうこうぐん【エーラスダンロス症候群】
《Ehlers-Danlos syndrome》小児慢性特定疾患の一つ。国の指定難病に登録されている。先天的な結合組織の異常で、皮膚の過弾力性、関節の過伸展、血管の脆弱(ぜいじゃく)性が特徴。EDS。
おうはん‐へんせい【黄斑変性】
網膜の黄斑に異常が生じ、視力が低下する疾患。加齢に伴う加齢黄斑変性症や、ぶどう膜炎などに続いて生じる続発性黄斑症がある。
オルガノイド【organoid】
ばらばらの細胞から、臓器・器官を模して再構成された組織。分化と自己複製を行う幹細胞やiPS細胞などを用いて、試験管内(in vitro(インビトロ))で三次元的な構造も含めて形成する。脳・肝臓・...
オルニチントランスカルバミラーゼ‐けっそんしょう【オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症】
尿素サイクル異常症の一。オルニチントランスカルバミラーゼという酵素の先天的な欠損により、血液中のアンモニア濃度が上昇する病気。X染色体にある遺伝子の変異に起因する、X連鎖顕性遺伝疾患。新生児期に...
かいごりょうようがた‐いりょうしせつ【介護療養型医療施設】
長期の療養を必要とする要介護者に対して、医師・看護師の管理のもとで、機能訓練等の医療や日常生活上の介護を行う施設。介護療養病床と老人性認知症疾患療養病棟がある。介護療養病床は、平成18年(202...
かいようせい‐だいちょうえん【潰瘍性大腸炎】
大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる難病。直腸から結腸にかけて連続的に病変が広がり、下痢や腹痛が頻繁に起こる。炎症性腸疾患の一つで、国の指定難病に登録されている。原因として自己免疫反応の異常などが考...
カイロプラクティク【chiropractic】
《「カイロプラクティック」とも》脊椎の異常を手による衝撃で整え、神経機能を回復させることによって内科疾患の治療を図る方法。19世紀末、米国のD=D=パルマーが創始した民間療法。徒手脊柱矯正術。
かえりみられない‐ねったいびょう【顧みられない熱帯病】
熱帯地域の貧困層を中心に蔓延している、寄生虫や細菌・ウイルスによる感染症。世界保健機関(WHO)がシャーガス病・リーシュマニア症・デング熱・ハンセン病など17の疾患を指定している。先進国ではほと...
かかつどう‐ぼうこう【過活動膀胱】
尿意切迫感を主症状とし、多くは頻尿・夜間頻尿を伴い、時に切迫性尿失禁を伴う疾患。脳血管障害・パーキンソン病・認知症など神経疾患に起因するものと、前立腺肥大症や加齢などによるものがある。OAB(o...
かがくぶっしつ‐かびんしょう【化学物質過敏症】
柔軟剤・化粧品・接着剤・塗料・農薬・食品添加物・排気ガスなど、身の回りの多種類の化学物質に反応してさまざまな症状を発する病気。アレルギー疾患の特徴と中毒の要素を併せもつという。化学物質の摂取量や...