エム‐とう【M痘】
《mpox》M痘ウイルスの感染によって起こる感染症。リス・ネズミ・サルなどから人に感染する。発熱や全身の水疱(すいほう)など、天然痘(痘瘡(とうそう))に似た症状が現れるが、死亡率は低い。感染症...
か‐とう【仮痘】
種痘を受けていた者がかかる、軽い痘瘡(とうそう)。
ぎゅう‐とう【牛痘】
牛がかかる痘瘡(とうそう)。牛痘ウイルスは人間にも感染するが、軽症で済み、人間の痘瘡への免疫をも獲得するので種痘に利用される。
けい‐とう【鶏痘】
ニワトリやウズラがかかる急性伝染病。ポックスウイルス科アビポックスウイルス属のDNAウイルスによって引き起こされる痘瘡(とうそう)で、皮膚や粘膜にできものが現れる。家畜伝染病予防法で定められた届...
さる‐とう【猿痘】
「M痘」の旧称。
しゅ‐とう【種痘】
痘瘡(とうそう)に対する免疫をつくるための予防接種。1796年、英国の医師ジェンナーが発明。牛痘を用いる。植え疱瘡(ぼうそう)。《季 春》
すい‐とう【水痘】
水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こる、子供の感染症。感染症予防法の5類感染症の一。小児に多い疾患。高熱が出て、全身に小さな水疱(すいほう)ができてかゆい。かさぶたが取れると治り、免疫ができる...
ちょう‐とう【鳥痘】
鳥類がかかるウイルス性の伝染病。鶏痘をはじめ、ポックスウイルス科アビポックスウイルス属のDNAウイルスによって引き起こされる痘瘡(とうそう)の総称で、羽毛がない皮膚や粘膜にできものが現れる。鳥ポ...
てんねん‐とう【天然痘】
「痘瘡(とうそう)」に同じ。
とう【痘】
[常用漢字] [音]トウ(漢) [訓]もがさ 皮膚にできものの跡が残る病気。ほうそう。「痘痕(とうこん)・痘瘡(とうそう)/牛痘・種痘・水痘・天然痘」 [難読]痘痕(あばた・いも)