あ‐ぎ【吾君】
[代]二人称の人代名詞。親しみを込めて相手を呼ぶ語。あぎみ。あがきみ。「いざ—振熊(ふるくま)が痛手負はずは」〈記・中・歌謡〉
いたみ‐わけ【痛み分け】
相撲で、取組中に一方が負傷したために勝負を引き分けとすること。転じて、けんかや議論などで双方ともかなりの痛手をこうむったまま結着をつけないこと。
いた・む【痛む/傷む】
[動マ五(四)] 1 病気や傷などのために、からだに痛みを覚える。痛くなる。「下腹が—・む」「のどがひりひり—・む」 2 心に痛いほどの悲しみや苦しみを感じる。せつなく悩む。「遺族の気持ちを思...
いた・める【痛める/傷める】
[動マ下一][文]いた・む[マ下二] 1 からだを傷つける。痛くする。「足を—・める」「腹を—・めた子」 2 精神的に苦痛を与える。悩ます。「小さな胸を—・める」「借金で頭を—・める」 3 (傷...
きず【傷/疵/瑕】
1 切る、打つ、突くなどして、皮膚や筋肉が裂けたり破れたりした部分。「深い—を負う」 2 物の表面の裂け目や、欠けたりした部分。「レンズに—がつく」 3 人の行為・性質・容貌(ようぼう)などや物...
きず‐あと【傷痕/疵跡】
1 傷のついたあと。また、傷の治ったあと。「ほおに残る—」 2 被害や損害などを受けた影響。「戦争の—」 3 心などに受けた痛手のあと。「失恋の—」
死(し)に馬(うま)に蹴(け)られる
賭事(かけごと)などの際、回復が望めないような状態の相手から、大きな痛手を受けることのたとえ。→死に馬に鞭(むち)打つ
死(し)に馬(うま)に鞭(むち)打(う)つ
賭事(かけごと)などの際、回復が望めないような状態の相手に、さらに痛手を与えることのたとえ。→死に馬に蹴られる
しゃちら‐さんぼう
[副]手当たりしだい。めちゃくちゃに。「旦那の掛けも何もかも、—近づき中に痛手を負はせ」〈浄・氷の朔日〉
しょう‐い【傷痍】
1 からだに受けた傷。けが。 2 心に受けた痛手。「—未(いま)だ癒(い)えず」