つう‐ふん【痛憤】
[名](スル)大いに憤慨すること。「軽薄な世情に—する」
つう‐ぼう【痛棒】
1 座禅のときに、師が心の定まらない者を打ちこらすのに用いる棒。警策(きょうさく)。 2 手ひどい𠮟責(しっせき)。また、痛烈な打撃。「己れの肉体に—を喫したことはないが」〈谷崎・春琴抄〉
痛棒(つうぼう)を食(く)らわ・す
手ひどくしかってこらしめる。「悪徳商法に—・す」
つう‐よう【痛痒/痛癢】
精神的、肉体的な苦痛や、物質的な損害。さしさわり。「此遅刻は、何等の—を彼に与えるに足りなかった」〈漱石・明暗〉
痛痒(つうよう)を感(かん)じ◦ない
なんの影響も利害も感ぜず、全く平気である。痛くもかゆくもない。「欠員が出てもなんら—◦ない」
つう‐れつ【痛烈】
[名・形動]働きかけなどが非常に激しいこと。手厳しいこと。また、そのさま。「—な打球」「—に批判する」 [派生]つうれつさ[名]
つう‐ろん【痛論】
[名](スル)手厳しく論じること。また、その議論。「教育行政の無定見を—する」
や・める【病める/痛める】
[動マ下一]痛む。病気で苦痛を感じる。古い言い方。「頭が—・める」