むかで【百足/蜈蚣】
唇脚綱の節足動物のうち、ゲジ類を除いたものの総称。体長0.5〜15センチ。体は細長く、多数の体節に分かれ、各体節に一対ずつ歩脚をもつ。口には鉤(かぎ)状の牙と毒腺とがある。落ち葉や土の中にすみ、...
むかで‐きょうそう【百足競走】
複数人が前後に並んでひと組になり、足をつなげた状態で前進して速さを競うもの。
むかで‐のり【百足海苔】
ムカデノリ科の紅藻。沿岸の岩上に生え、長さ20〜50センチで、平たいひも状の主軸の両側から多数の小枝を羽状に出す。
もぐさ‐えん【百草園】
⇒京王百草園
もず【百舌/鵙/百舌鳥】
1 モズ科の鳥。全長約20センチ。雄は頭部が赤茶色で目を通る黒い帯があり、背面は灰褐色、下面は淡褐色。雌は全体に褐色。くちばしは鋭い鉤(かぎ)状をし、小動物を捕食。秋になると、獲物を木の枝などに...
もず‐かんじょう【百舌勘定】
《鳩・鴫(しぎ)・百舌が15文の買い食いをして勘定をするとき、百舌は、鳩に8文、鴫に7文出させて、自分は1文も出さなかったという昔話から》勘定のとき、自分は金を出さないで他人にばかり出させようと...
もず‐こふんぐん【百舌鳥古墳群】
大阪府堺市南郊の台地上にある古墳群。大山(だいせん)古墳・履中天皇陵古墳・反正天皇陵古墳など、5世紀に属する巨大古墳が多い。二十数基の前方後円墳を含む数十の古墳からなり、うち23基が、令和元年(...
百舌(もず)の草潜(くさぐき)
モズが春になると人里近くに姿を見せなくなることを、草の中に潜り込むといったもの。《季 秋》「たのめこし野べの道芝夏ふかしいづくなるらむ—」〈千載・恋三〉
百舌(もず)の速贄(はやにえ)
モズが虫やカエルなどを捕って、えさとして小枝などに突き刺しておくもの。もずの生贄(いけにえ)。《季 秋》「人鬼に—とられけり/一茶」
もずのみみはらのきた‐の‐みささぎ【百舌鳥耳原北陵】
⇒反正天皇陵古墳