まと‐はじめ【的始め】
武家で、年頭または弓場(ゆば)新造の際に初めて射技を試みること。また、その儀式。弓始め。弓場始め。
まと‐はずれ【的外れ】
[名・形動]《矢が的をはずれる意から》大事な点をはずしていること。見当違いなこと。また、そのさま。「—な返答」「その非難は—だ」
まと‐ば【的場】
1 的をかけ、弓・鉄砲などを練習する場所。射場。弓場。 2 1で、的をかけてある所。
まと‐ぶぎょう【的奉行】
的始めのとき、矢数を記録する役。
まと‐まえ【的前】
射術練習のため、的に向かって弓を射ること。
まと‐や【的屋】
料金を払って弓を射る遊びをする所。矢場(やば)。
まと‐や【的矢】
1 的と矢。 2 的を射るのに用いる矢。けいこ用と、儀礼の行事用とがある。
まとや‐わん【的矢湾】
三重県、志摩半島東部のリアス式の湾。天然の良港で、古くから避難港として利用された。真珠やカキの養殖が盛ん。
まと‐ゆみ【的弓】
1 的を射るための弓。 2 的をかけて射る弓術。
的(まと)を◦射(い)る
うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。「—◦射た批評」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、本来の言い方とされる「的を射る」と、本来の言い方ではない「的を得る」について...