かい‐さい【皆済】
[名](スル)《「かいざい」とも》 1 借りた金を返しおわること。「借金を—する」 2 年貢・税金などを完納すること。
かいさい‐もくろく【皆済目録】
⇒年貢皆済目録
かい‐しき【掻敷/皆敷/苴】
食物を器に盛るとき、下に敷くもの。多くはナンテン・ヒバ・ユズリハなど常緑樹の葉で、後には紙も用いた。
かい‐しき【皆式/皆色】
[副]《近世語》(多くあとに打消しの語を伴って用いる)全く。まるっきり。かいもく。「酒は—請けねども」〈浮・一代女・二〉
かい‐しゅ【皆朱】
朱または辰砂(しんしゃ)をまぜて全面を赤く塗りつぶした漆塗りの器物。
かい‐せい【皆済】
「かいさい(皆済)」に同じ。
かい‐でん【皆伝】
芸能・武術などの道で、師からその流派の奥義をすべて教えられること。奥許し。「免許—の腕前」
かい‐どう【皆働】
すべての人が働くこと。皆労。
かい‐ねり【掻練/皆練】
《「かきねり」の音変化》 1 練って柔らかくした絹。練り絹。紅色のものについていうことが多い。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに紅。冬から春まで用いた。かいねりがさね。
かい‐のう【皆納】
[名](スル)租税などを、残らず納めること。「年内に税金を—する」