ものくさたろう【物くさ太郎】
室町時代の御伽草子。2巻。作者・成立年ともに未詳。信濃国の物くさ太郎という無類の不精者が、皇族の末で善光寺如来の申し子とわかって出世し、死後はおたが(穂高)大明神となる。おたがの本地。
もん‐ぜき【門跡】
1 一宗門の本山。また、そこに住み、その法系を嗣(つ)いでいる僧。 2 平安時代以後、皇族・貴族などが出家して居住した特定の寺院。また、その住職。室町時代以後は寺院の格式を示す語となった。江戸幕...
らい‐ふく【礼服】
即位礼・大嘗会(だいじょうえ)・元日の節会(せちえ)などの大儀に着用した礼装。大宝の衣服令により、隋・唐の制に倣い制定。皇太子・皇族、五位以上の諸臣・内命婦(ないみょうぶ)が着用し、位階により区...
りおう‐け【李王家】
1910年(明治43)韓国併合に際し、李氏朝鮮最後の王、韓国皇帝純宗を李王として設立された王家。日本の皇族に準じた。
リュミーヌ‐きゅう【リュミーヌ宮】
《Palais de Rumine》スイス西部の都市ローザンヌにある建物。19世紀初頭、帝政ロシアの皇族の子孫であるG=リュミエールにより、イタリアルネサンス風の建築様式で建造。市に寄贈され、現...
りょう‐えん【梁園/梁苑】
中国の梁の孝王の築いた竹園。 1 宮室の庭園。 2 皇室の血統。皇族。→竹の園「仙洞、—を蔑(ないがし)ろにし」〈盛衰記・四六〉
りょう‐こ【陵戸】
律令制下の賤民(せんみん)の一。天皇・皇族の陵墓を守ることを世襲的な任とした。
りょう‐ぼ【陵墓】
みささぎと、はか。天子や天皇・皇后・太皇太后・皇太后を葬る所である陵と、その他の皇族を葬る所である墓。
りょうぼ‐さんこうち【陵墓参考地】
天皇や皇族を埋葬した可能性はあるが、特定に至る資料が存在しない墳墓。宮内庁が指定・管理する。
れん‐しゃ【輦車】
《「れんじゃ」とも》轅(ながえ)を腰の辺に当て、人の手で引く車。東宮・皇族、また勅許を得た重臣の乗り物。てぐるま。こしぐるま。